札幌森歯科ホームページ
靴について
春から秋にかけて、グラウンド(芝生)で行うためスパイクを準備してください。
低学年以下はトレーニングシューズでも良いですよ。
ランニングシューズは芝生の表面で滑ったり、力が入らないなど転倒による怪我に繋がります。
スパイクは裏側がプラスチックのスタッドを選択してください。 鉄やアルミ製の物は禁止します。
ラグビー専用もありますが、サッカー用で大丈夫です。 型落ち等の安価な物からスタートしてください。
トレーニングシューズは靴の裏がたくさんの突起(イボイボ)がある靴で、足への負担が少ない仕組みになっています。
選ぶ際には試着してくださいね。 足の形は千差万別! 足に合わない靴は苦痛ですよ。
冬季は体育館で行います。 上履きを準備してください。 新規で購入する場合はフットサル(屋内サッカー)シューズがお勧めです。
走る時にサイドステップを踏んだり、ボールを蹴るのに適しています。
かぶる理由
脳震盪や切り傷を減らすために
選手たちが激しくぶつかり合うラグビーにおいて、重症事故を減らすために必須のアイテム。
装着することによって、脳震盪、頭部の切り傷及び耳の損傷を減らすことが出来ると考えられています。
脳震盪は、「脳が揺れる。」ことが原因でもあるのでマウスガードとの併用が効果があると考えます。
脳震盪を起こすと、プレーヤーを保護する目的で一定期間プレーの制限を受けることとなります。
試合以外にも練習に参加することにも許可が必要になります。
義務?
1989年に「高校生まではヘッドキャップを装着しなければならない。」とルール化されました。
まだ体が出来上がっていなく、技術も未熟な若年者を保護する目的です。
選択
安全性
クッション:高密度なら、衝撃吸収力が高くなる。
立体構造:フィット感が高くなり、ずれにくくなり頭部をしっかり守ってくれます。
通気性 :激しい運動を行うと、頭部は熱を発生します。 通気性が悪いと熱がこもり、疲れやすくなり、熱中症の原因にも
な ります。
IRB、WRの承認
IRB(インターナショナルラグビーボード)、WR(ワールドラグビー)の承認を受けているものを使用しましょう。
上記は世界のラグビーを統括している団体(IRBが2015年からWRの改称)で用具に対し厳しい基準を設けています。
手入れ
使用のつど洗濯をし汚れや染みが付くのを防ぎましょう。
汗や汚れを付けたまま放置すると、悪臭やカビの原因になります。
臭くなりますよ(笑)
擦過傷(擦り傷)とは
多くの傷の中で、子供から大人まで日常生活で一番多いのが擦過傷(擦り傷)です。
擦り傷は、滑ったり転んだときに、地面や壁などに体の部分をこすって出来る傷です。
部位としては、膝・肘・頬・あご・おでこなどに出来やすい。
傷の深さは、比較的浅いことが多い。 しかし皮膚の表面に神経が多いためヒリヒリと痛みを多く感じます。
さらには、傷口に小石、砂やアスファルトなど異物が入ると、膿んだり傷痕が残りやすくなるので注意が必要です。
擦り傷ができたら
傷口の砂や泥などを水道水(流水)で洗い流す。 出血していてもジュクジュクしていても、まずは洗います。
その際、石鹸を使うことを勧めます。
洗っても砂やゴミや異物が取れない(化膿する)、また血がなかなか止まらない場合は病院で手当を受けましょう。
皮膚欠損が大きいと傷痕が腫れた状態で治ったり、変形をしてしますことがありますが、その際も病院へ。
軽いケガでは「小児科」でもよく、大きな場合や出血が止まらない場合は「形成外科」へ。
そこでは洗浄後、小石やガラス片などの異物が無いかを確認します。 残っていた場合、注射の麻酔を行いピンセットやブラシ等で異物を除去して、その後は被覆材で傷口を覆います。
病院へ行く基準
・砂やゴミが取れないとき。
・血がなかなか止まらないとき。
・皮膚の欠損が大きいとき。
きれいに直すために
最近は傷口を乾かさないで治療する方がきれいに治るといわれています。 洗浄後、絆創膏などを貼っておきましょう。
ジュクジュクすると絆創膏がはがれますが、ジュクジュクは傷を治そうと体が出すものです。
絆創膏がはがれたら貼り直し、傷を乾燥させないようにしましょう。
消毒は?
消毒をすると、細菌の他に傷を治そうとする組織も殺してしまうため、現在は不要な消毒を避ける傾向にあります。
お風呂は?
通常通り、溜まり湯は止め、新しい清潔なお湯を使いましょう。
傷口を洗うときは石鹸を泡立てやさしく洗います。
温めると痛みが増すことがあるので、その際はあまり温めないようにしましょう。
プールは?
プールは塩素で消毒しているので、傷を密閉する絆創膏をしっかり貼ります。
塩素は傷口を治している細胞を殺してします可能性があるからです。
出血が止まっていないときは、プールはNGです。
傷口を放置すると?
・菌に感染することがある。
・傷口が腫れている。
・膿が出る。
・赤くなっている。
上記の場合も病院を受診してください。
どんなスポーツを行っている時や遊んでいる時等にも不慮のケガをしてしまう可能性があります。
いざというときに正しい対処法を身につけておくと安心ですよ。
そこで保護者の皆様も出来る簡単な応急処置を紹介します。
スポーツ外傷:身体に急激に大きな力が加わって起こる不慮のケガ
スポーツ障害:スポーツで繰り返し行う動作によって骨、筋肉、靭帯が酷使され起こるもの
別名「使いすぎ症候群(オーバーユース症候群)」という
応急処置(RICE処置)
スポーツでケガをした時に損傷部位の障害を最小限にとどめる方法を「応急処置(RICE処置)」といいます。
早期にスポーツに復帰するためには欠かせない処置となります。
応急処置をしなかったり、不適切な処置を行うと復帰に時間が掛かることがあります。
外傷を受けたときの緊急処置は、患部の出血や腫脹(はれ)、疼痛(痛み)を防ぐことを目的とし、
患部を安静(Rest)
氷で冷却(Icing)
包帯やテーピング等で圧迫(Compression)
患肢を挙上(Elevation)
上記が基本となり、RICEはこれらの頭文字を取ったものになります。
スポーツを始め外傷の緊急処置の基本です。
1 Rest(安静)
ケガ部位の腫脹(はれ)、血管、神経の損傷を防ぐことが目的です。
安静とは必ずしも横にして寝かせることとは限りません。 テーピングや添え木などを活用し動かさないようにします。
2 Ice(冷却)
内出血を最小限にし、はれを抑えることが目的です。
アイスバッグやビニール袋に氷を入れて冷やします。
15~20分冷やし皮膚の感覚が無くなったら休み、また皮膚の感覚が出てきたら冷やすを繰り返す。(1~3日間)
3 Compression(圧迫)
患部の内出血やはれを防ぐことが目的です。
包帯やテーピングなどで軽く圧迫気味に固定します。 血行をよく観察しながら行ってください。
4 Elevation(挙上)
腫れを防ぐ・軽減することが目的です。
損傷部位を心臓より高く上げるようにします。 血液(水分)が心臓に向かって流れます。
座布団、クッション、畳んだ毛布などを敷いて活用しましょう。